alteilガイド このドキュメントは、主にalteil(DEX entertainment)での対戦を想定して書かれています。 hitan氏の脱初心者講座も、併せてどうぞ http://hitan632.blog109.fc2.com/blog-entry-20.html ファイル(デッキ)作成 まずは対戦の前に、カードの山(デッキ)を作らなければなりません。alteilではデッキのことを「ファイル」と呼びます。 カード30枚を1組として構成されたファイルは、25枚のファイル部分と、5枚のソウルカード部分に分かれています。 最初に手に入れることになる「構築済みファイルパック」の構成はここを参照してください。 http://www.alteil.jp/alteil/card/cardpack/newfile.html 最初は無理にファイルに手を加えずに、手に入れたファイルをそのまま使って対戦してみましょう。 何度か「フリーアリーナ」で練習をしてから挑戦するのも良いですし、それ以外のアリーナで腕を磨くのも悪くはありません。 何度かアリーナで対戦を繰り返すと、勝った時に得られる経験値に応じて、あなたの「イクサーレベル」が上昇します。 特定のレベルに達すれば、それと同時に、レベルアップ・プレゼントでカードを1枚得られるはずです。 好きなカードを手に入れ、何枚かカードを手に入れたら、自分のファイルに組み入れてみましょう。あなたのお金をグランに変換して、カードを購入することも出来ます。 基本 カードの選び方/ファイルカードの選択 新しいカードを手に入れたものの、どのカードを入れ替えれば、より強いファイルを作ることができるのでしょうか? 入れ替えをするカードは、ユニットカードならば、ファイルに入れられる上限の3枚が揃っていることが、とりあえずの最低条件になります。 いくらAT(攻撃力)やHP(体力)が高いユニットでも、一度倒されておしまい、ではLP(あなたの持ち点)がいくらあっても足りません。 LPは「復活」できなくなったカードが捨て札置き場(セメタリーと呼びます)に置かれるときに減ってしまうからです。LPが0になればあなたは負けてしまいますから、できるだけユニットが倒されないように工夫する必要があります。 ファイルに同じ名前のユニットカードを複数入れておけば、一度倒されてもファイルから同じカードを使って「復活」することでLPの減少を食い止め、そのユニットカードを戦場に留まらせることができます。 3枚同じユニットカードをファイルに入れておけば、場に出した最初の1枚が倒されても、ファイルに2枚同じカードが残っているので2回まで「復活」できます。 例外的に、「リビングデッド」というスキル(能力)を持っているユニットカードは、枚数が少なくても充分に機能するでしょう。このスキルは、ファイルに同じ名前のカードが残っていなくても復活することが出来る、という強力なものだからです。 ただし、リビングデッドのスキルを使って復活するにはSP(お金のようなもの)やLPを支払わなければならないことが多く、SPを支払えない場合は他のユニットカードと同じように倒されてしまいます。 バトルでの主戦力となるユニットカードは3枚1組が基本ですが、グリモア(魔法)カードについては、あなたが好む戦法によって自由に入れ替えてかまわないでしょう。グリモアカードは使い捨てなので、必ずしも3枚揃っていないとならないわけではありません。 しかし、どのカードにも選び方にコツがあります。 そのカード1枚で、相手のカード何枚と「交換」できるか? ということを常に考えます。 例えば、「熱血暴走野郎『オルヴァウス』(第8弾)」というネームドカード(制限つきのユニットカード)は、破格に高いHPと回復能力の上に、一撃で相手ユニット1体を倒すスキル「超必殺O・P・D!」を持っています。 このカードは場に出してしまえば、そうそう倒されることが無い上に、もし倒されたとしても、それまでに何度か相手のユニットを道連れにしているでしょう。 もしもこの『オルヴァウス』が1枚倒されるまでに、相手のユニットを3枚倒していたならば、あなたは『オルヴァウス』1枚と相手のユニット3枚を「交換」したことになります。 この例ならば、1:3交換、という言い方をします。 こうして「交換」を行う上で、1枚でより多く、相手のカードと交換できるカードを「強いカード」、「アドバンテージ(優位)を取れるカード」と呼びます。 先ほどのリビングデッド能力を持ったユニットも、「強いカード」の一種と呼べるでしょう。 倒されても、SPが尽きない限りは何度でもよみがえり、その度に相手のユニットを道連れにします。 あなたが持っている別のユニットカード3枚分以上の働きを、たった1枚でこなすことが出来るかもしれません。 グリモアカードも同様に、「1枚で相手カードを何枚使えなく出来るか?」ということを念頭において選ぶか、 ファイルに入っているユニットカードと組み合わせて、相手のカード3枚を失わせる2:3交換以上を目指して選びましょう。 基本的に、alteilにおいてユニット単体を強化するグリモアカードは、あまり有効とは言えません。普通はそのグリモアカード1枚とユニットカード1枚、この2枚を使って、せいぜい相手のユニット1枚を倒すことが出来る程度です。 この場合2:1交換となり、逆にこちらが損をする(アドバンテージを失う)交換になってしまいます。 しかし、もしもグリモアでAT(攻撃力)強化したユニットが、相手の出しているユニット全てに一度に攻撃できる効果を持っていたらどうでしょう?たった2枚のカードで、相手の出したユニットを全滅させられるかもしれません。 「炎魔人(ベーシック)」と「魔力武器(ベーシック)」や、「炸裂する玉(ベーシック)」と「巨大エイ(第7弾)」の組み合わせ(コンボ)は単純ながら効果的です。 ファイルに組み込むカードを選ぶ時は、最低でも、1:1交換(自分のカード1枚を使って、相手のカード1枚を使えなくする)以上が出来る効果を持つカードを選んでファイルに組み込みたいところです。 応用 シナジー(相乗効果)を考える/ソウルカードの選択 先ほど紹介した「炎魔人(ベーシック)」と「魔力武器(ベーシック)」のコンボのように、何枚かのカードを組み合わせることによって、それぞれ単体で使うよりも高い効果を得ることができる時、 その組み合わせは「シナジーを生んでいる」と言います。alteilのカードの多くは、組み合わせて使うことで強力なシナジーを生むようにデザインされています。 「戦闘用魔法少女」や「カーバンクル」などのカードタイプを揃えてファイルを構築することで、それぞれのカードの力をお互いに高めあって強いファイルを作ることも、方法の一つです。 典型的な、シナジーを考慮したファイルを紹介します。 -------------------- ファイル「太陽王国/神官戦士」 ソウルカード 1.争いの火種『インサイド』 2.練達の魔術師 3.練達の魔術師 4.練達の魔術師 5.魂の代行者『アニムス』 ファイル 光の精霊*3 大神官『ボポース』*3 祝福の神官戦士*3 太陽王国の上級神官戦士*3 太陽の従者『サフィリア』*3 光の弓『フィスターア』*3 異端審判官『バルティア』*2 風の精霊*2 安らかな祈り*2 目覚め*1 -------------------- 「大神官『ボポース』(第8弾)」は、カードタイプ「神官戦士」のユニットのATとDFを毎ターン強化し、 「太陽の従者『サフィリア』(第5弾)」はカードタイプ「太陽王国」のユニットのAT強化と、HP回復を毎ターン行います。 このファイルは、他のユニットをこの強化の対象となるように選んで投入することで、神属リフェスの特徴である高いHPを後押しし、もう一つの特徴である低いATを補助できるような組み合わせになっています。 「光の弓『フィスターア』(第8弾)」は攻撃に関しては申し分の無い能力を持っているのですが、 HPが低く倒されやすいので、HPの高い神官戦士をその前方に配置して壁にすることで充分にその威力を発揮することが出来るようにしました。 ソウルスキルにはAGI3以上のユニットを1体選んでファイルに戻す、という強力な効果を持つ「練達の魔術師(ベーシック)」を3枚投入しています。 本来ならば自分のユニットをファイルに戻してしまう危険性もあるカードですが、「神官戦士」の多くはAGIが2以下となっているので、比較的安全に発動させることが出来ます。 また、相手のユニットを確実にファイルに戻したり、何よりも先に自分の「異端審判官『バルティア』(第2弾)」の効果を発動させるために「風の精霊(ベーシック)」を2枚投入しています。 ソウルカードの選択 前回で紹介したファイルのように、ソウルカードはファイル内容を補助する形で選ぶのが一般的です。 ユニット単体を強化する効果は、LP1点とユニット1体を犠牲に捧げるに見合わないことが多く、あまり効果的とは言えないでしょう。 最も強い効果は相手のユニットを場から除去するもの、「練達の魔術師(ベーシック)」や「魔楽器士(第2弾)」、「容赦なき暗殺者(ベーシック)」だと筆者は考えています(このあたりは議論の余地がありそうですが)。 次いで、相手ユニット複数にダメージを与える効果や、ダメージを与えると共に相手のSPを奪う効果が重宝されています。 特に上記の「除去」ソウルスキルは相手のユニット1体を場から取り除くと共に、そのユニットが倒されたときに得られるはずだったSPを無いものとし、 さらに、もう一度そのユニットを場に出す際にSPを支払わせることが出来、相手の行動を大きく制限することが出来る優秀な効果です。 これらの強力なソウルスキル効果を持つカードは、多くがLPを1点に設定されており、そればかりでソウルカード5枚を構成してしまうと総合LPが6と、かなり少なくなってしまいます。 不安ならば、最後の1枚をLP3を持つカード「王の守護者(ベーシック)」や「魂の代行者『アニムス』(第3弾)」にして、LPを高めにしておきましょう。